2015年7月30日木曜日

7月30日 伏見譲先生の講義

生物学入門最後のコマは,伏見譲先生に締めくくってもらいました。


結構,その価値が分かりました? 僕の講義よりもずいぶんちゃんと聞いてたように思うのだけど…。二年生でこれを聴けた皆さんがうらやましい。今年はますます内容が深化していて,後半は難しかったかもしれませんね.
めっちゃ真剣に聞いてるし
ぼくは1993年,三年生のときにこの先生の文章を読んで虜になり,学者として進むべき道が決まったのでした。それだけ刺激的で挑発的で感染力のある先生ですので注意してください。現役の若手研究者の中にも,同じ経験をしたひとを複数知ってます。もし2年生諸君の中に同様の犠牲者がいたならば,梅野研がひきとってあげます。

2年生向けの講義なのに,こんなOverSpecな人々がモグってきてました(↓)。
ん〜 到底学生には見えない受講者が混じっている? 
先生と談笑するうちの学生諸君:
進化工学やってんだもんね。話したいこといっぱいあるよね?
くそ〜 いいな〜 ぼくも話に入りたい….

2015年7月20日月曜日

熾烈なPeer Reviewプロセスを絵で表現する

High-profile JournalのPee reviewプロセスって,「とうりゃんせ」を越えて,もうなんだかスプラッターな営みです。この風刺絵の通りです。

しかしこの絵には,直してほしい点が2点ある:
1. 多くの学術誌において査読者はAnonymousな存在。どんなに厄介な論敵も,invisibleな相手ほど不気味ではない。この絵には,その恐怖は描かれてない。その拷問道具だけが道の脇に浮いて待ち構えているイメージがより正確である。
2. 掲載の可否が密室で決まること,その判断がarbitraryであるころも,論文を世に出す道程の苦難を倍加させている。これも盛り込んでほしかった。「Accepted」のネオンサインの前に,10mくらいのトンネルがあり,中には地雷が埋まっているらしい。

今回の論文は何度か,そのトンネルで絶命しました….。

2015年7月17日金曜日

おや〜?

おや〜?

こんなところに僕らの最新作の論文が紹介されているわぁ
♪(* ̄ー ̄)v

2015年7月15日水曜日

非天然カロテノイドの論文ついに世に出ました

非天然カロテノイドの生合成経路に関する論文,ようやく世に出ました。
http://www.nature.com/ncomms/2015/150714/ncomms8534/full/ncomms8534.html

さきがけ「藻類バイオ」の研究成果として,JSTからプレスリリースしていただきました。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150715/index.html

千葉大からも!
http://www.chiba-u.ac.jp/general/publicity/press/pdf/2015/20150715_1.pdf



僕らの主張がアレコレ入った論文でして,一人でも多くの同業者に読んでいただきたいです(open accessですので是非:いやもう,よまなくてもDLだけでもしていただければ )。

それにしても,必要以上に査読で苦しんだ論文でもありました。テンション高すぎる査読プロセスに嫌気がさし,僕は途中で何回か休んじゃったりもしましたが,さきがけアドバイザの先生方に叱咤激励され,またJSTの皆さんにも本当に助けていただき,なんとか息絶え絶え,世に出せました。皆々様に感謝です。